2024.05.30
キッチンパネルの素材
キッチンパネルとは防火性の高い壁仕上げ材のことで、システムキッチンの壁面の主流となっています。
キッチンパネルは耐火性や耐久性の高いメラミン不燃化粧板、ホーロー、金属製(ステンレスやアルミ)などの素材でつくられていますが、素材によって見た目や機能性が異なるので、比較しながら選ぶことが大切です。そこで今回の記事では、素材の種類とそれぞれの特徴をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
1.メラミン化粧板
メラミン化粧板とは、合板(不燃材)にメラミン樹脂加工を施した素材のことで、キッチンパネルに採用されている素材の中で最も主流となっています。メラミン化粧板は表面強度が非常に硬く、耐久性や耐水性に優れているのが特徴です。
そのほか、「掃除がしやすい」「比較的安価」といった特徴を持つメラミン化粧板は、表面が加工しやすいため、カラーバリエーションや柄の選択肢が豊富なので、インテリアに合わせて選ぶことができます。
メラミン化粧板は、デザイン性にこだわりたい人に向いています。
メリット:選択肢が多い
耐火性が非常に高く、デザインやバリエーションが多いので汎用性が高い材質です。価格も幅がありますので、選択肢が多く楽しんで選ぶことができます。 デメリット:汚れの目立つものもある 色柄によっては汚れが目立つものもありますのでご注意ください。 |
2.ホーロー
ホーローのキッチンパネルは、金属素材の表面にガラス質の釉薬(うわぐすり)を塗って、高温で焼いた板です。ホーロー製のキッチンパネルは耐久性や耐熱性が優れているのが特徴です。シンプルな見た目でありながら、表面にガラス特有の光沢感があるため、高級感をもたらしてくれます。
また、ホーロー素材は磁石を使うことができるため、壁面にマグネットタイプの収納ラックを付けたり、レシピを貼ったりすることもできて便利です。他の素材と比較すると価格が高いものの、見た目の美しさを重視している方にお勧めの素材です。
メリット:耐久性が高い
耐久性は他の素材よりも優れています。またデザイン性の高い高級感のある製品が揃っています。下地が金属なのでマグネットが使えます。 デメリット:価格が高い 非常に高価な素材です。 |
3.金属
金属のキッチンパネルは、一般的にステンレスやアルミを使った板のことです。
金属系キッチンパネルのメリットは、耐火性に優れていることであり、デメリットは傷になりやすいことです。
メリット:耐火性が高い
材質がアルミやステンレスなので、火に強く手入れもしやすい。 デメリット:傷が付きやすい 傷が付きやすくため、手入れをしていても、経年で見た目が安っぽく見えます。 |
①ステンレス
ステンレス製のキッチンパネルは強度が高く、耐熱性や耐食性に優れているのが特徴です。ステンレス素材といえば業務用キッチンのイメージを持つ方もいるかもしれませんが、金属ならではの質感と見た目で、スタイリッシュで洗練された雰囲気のキッチンに仕上げることができます。
また、ステンレス素材はお手入れが簡単で、調理後の掃除も楽に行うことができます。ただし、錆びに強い素材であるものの傷に弱いので、硬いたわしなどで汚れをこすらないように注意が必要です。なぜなら小傷がついてしまうためです。また、水垢がつきやすいのもデメリットです。
耐食性にも優れているため、長期的に使えるだけでなく、お手入れのしやすさも特徴として挙げられます。清潔に保ちたいキッチンだからこそ、少しの汚れであれば中性洗剤で落とせるなど手軽に手入れできる点はメリットです。見た目はシンプルですが、ステンレスを使用する範囲によっては、やや無機質に感じられる方もいるかもしれません。スタイリッシュなデザインやシンプルな印象を好む方によく選ばれています。
②アルミ
ステンレスによく似た印象に仕上がるのが、アルミです。アルミは金属の中でも薄くて加工のしやすい素材です。アルミ製のキッチンパネルは耐食性が高い性質を持っており、低価格なので費用をおさえることができるメリットがあります。
しかし、アルミ製のキッチンパネルは他の素材と比べると若干チープな印象に仕上がってしまうのがデメリットです。また商品数が少ないことから家庭用に採用されることが難しい素材となっております。
さらにステンレスとの大きな違いは、光を反射することです。照明の光などを反射することで、キッチン全体が明るい印象になるというメリットがあります。一方、直射日光の差し込む窓のそばなど、設置する場所によっては反射した光が眩しく感じられることもあるため、設置箇所に注意が必要です。
キッチンパネルに傷がつくのが嫌だという場合は鏡面仕上げの金属製より、ホーローや不燃化粧板のキッチンパネルの方が適しています。キッチンパネルの素材の選び方にもポイントがあります。リフォームのことでお困りの際はぜひケースタイルデコレーションを頼ってください。
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