2024.03.13
ガスコンロとIHクッキングヒーター、あなたはどちら派?
キッチンに必須の加熱機器ですが、ガスコンロとIHクッキングヒーターのどちらにするか迷われる方も多いのではないでしょうか。
さて今回は、どちらを選ぶかお悩みの方のために、ガスとIHクッキングヒーターについてです。
ガスコンロの仕組みと特徴
ガスコンロは文字通り、ガスで火を起こすことで加熱します。調理においてガスは煮炊きから強火が適した炒め物などの料理、素材の部分的加熱まで、臨機応変に使えます。
火を使わなくてもいいという安全性から、高齢者にはIHが安心だとされる一方で、慣れたガスコンロの方が使いやすいとの意見もあります。鍋などを火にかけると、底だけでなく側面の温度も上がり、全体で熱することができるのもガスの特徴のひとつです。ガスコンロの場合は、コンロから調理器具を浮かせても加熱状態が続くため、中華鍋やフライパンなどを振る炒め料理に特に適しています。
火を使用しているため、火災の原因になる可能性はあり、稀とはいえガス漏れ事故のリスクもあります。また、調理することで室温が上昇するため、特に夏場には不向きな場合もあります。
また、調理台がIHクッキングヒーターのように完全に平らでないため、IHクッキングヒーターに比べて手入れが面倒という見方もあります。ただし、最近はフラット型のガスコンロも増えており、これによって手入れのしやすさが向上しています。
IHクッキングヒーターに比べて、ガスコンロは「危険性」という特徴が強調されますが、子供の教育の観点から、「火」の出るガスコンロをあえて選ぶケースも多いようです。
IHクッキングヒーターの仕組みと特徴
IHクッキングヒーターは、磁力線の働きにより鍋底自体を加熱する仕組みになっています。火が出ないために安全性も高いと考えられます。
さらに、鍋底で発熱が生じるため、加熱時間があまり長くなければ取手が熱くなりにくいという特徴もあります。
また、安定した加熱管理制御が容易に行えるため、素材を均一に加熱する料理やスープなどの液体の加熱に適しています。
調理後にはプレートを拭くだけで手入れが可能なので、掃除が楽です。ですが、IHクッキングヒーターの使用には制限もあります。
まず、磁力線が鍋底を直接加熱するため、使用できる鍋やフライパンの素材は鉄やステンレス製などIH対応素材でなければならず、形状も底が平らである必要があります。つまり、中華鍋のような形状のものは使用ができません。アルミや銅の鍋も使えるオールメタルタイプのIHもありますが、少し値段が高くなります。
また、素材を均一に加熱できる反面、表面だけを焼く、炙るということができません。
火を使わないので安全という特徴がありますが、調理後は天板が熱くなりますので、そのまま触ってしまうと火傷の危険があります。加えて、火傷するほど熱いのかどうか見た目からは分からないという短所もあります。
IHクッキングヒーターとガスコンロのメリットとデメリット
IHクッキングヒーター | ガスコンロ | |
メ
リ ッ ト |
*フラット構造なので掃除がしやすい。
*火を使わないので消し忘れによる事故がない。 *火力の調節がパネル表示されるため調理がしやすく、火力調整による失敗も少ない。 |
*今まで通り「火」を使って料理ができる。
*停電時も使用できる。 *鍋、フライパンの種類を選ばない。 *鍋全体を温めるので、炒め物に向いている。「炙り」ができる。 |
デ
メ リ ッ ト |
*鍋、フライパンの種類が限定される場合がある。
*ガスと異なり熱源が目でわかりにくいため、ヒーターの上に手を置いてしまい 火傷をする可能性がある。 *表面だけを焼く、炙るということができない。(例えば海苔を炙れない) *停電が起こったら使用できない。 |
*火災の危険性がある。
*IHクッキングヒーターに比べると掃除がしにくい。 *キッチンまわりが熱くなるので、夏場の調理は暑さが増す。 *火加減の微調整が難しい |
今回はガスコンロとIHクッキングヒーターとそれぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。メリットとデメリットの両方を理解したうえで、何を重視するかを決めることで、後悔のないキッチン選びができます。
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